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3Dレーザースキャナー GLS-1500
カテゴリ:特殊計測器

  • ロングレンジ測距モードを搭載 500m
  • 高速スキャニング 30,000点/秒
  • 独自のプリサイススキャン技術による低ノイズデータ
  • 信頼の高精度 4mm@150m
  • 機動力の高いスタンドアローン設計
  • 計測範囲を素早く視準するジョグ機能搭載
  • デジタルカメラ内蔵
  • 大量の点群をパワフルに処理“ScanMaster”ソフトウェア
  • 内蔵無線LANによる遠隔コントロール
500mのロングレンジスキャニングと高精度を両立!

用途に応じて選択できる2つの測定モード

従来の高精度なノーマルモードに加え、最長500m*まで測定できるロングモードを新たにご用意いたしました。用途に応じて2つの測定モードから選択が可能となり、用途が広がります。

*反射強度90%の場合
高精度・低ノイズ・高密度 プリサイススキャン技術搭載

ノイズの少ないデータを提供!

大量の点群を取得するスキャナーにとってデータのノイズを低減させることは最も大きな課題です。トプコンのプリサイススキャン技術は、ノイズの少ないクリアなスキャニングデータを取得できます。観測した対象物の“質感”までも表現できる優れたスキャニング技術です。
用途に合わせて選択できる多彩な観測方法!

ビデオ画像を駆使したPCからの遠隔コントロール

ScanMasterでは無線LAN接続により、遠隔からGLS-1500をコントロールできます。 スキャニング範囲の設定はビデオ画像により直感的に設定することができます。 観測範囲の静止画はその場でパノラマ画像となり、スキャニングの進行状況を重ね合わせながらの確認が可能です。 また、1機械点から複数の観測を行う場合、まとめて観測予約を行う事で自動的に観測させることができます。
 

スタンドアローン設計

GLS-1500は本体にディスプレイ、キーボード、ジョグ、照星照門、バッテリー、SDカードスロットを装備。スタンドアローンでの観測が可能な機動性の高い3Dレーザースキャナーです。


タブレットPC*で本体を自在にコントロール

フリーソフトウェア「ScanMaster Field」を使用すると、スキャン状況を手元のタブレットPCでリアルタイムに確認しながら観測が行えます。高く立てた三脚へ本体を設置した場合でも、画像を見ながらスキャン範囲を指定できるため、高い機動性を保ちながら観測漏れを防ぐことができます。

*動作機種の詳細は別途お問い合わせください。
2軸チルトセンサー搭載!
トータルステーションで培った2軸傾斜補正技術を搭載した事により、高精度に鉛直方向軸の位置決めが可能。機械点・後視点によるレジストレーションに最適な機能です。
機械点・後視点によるレジストレーションに対応!
タイポイント法に加え機械点・後視点法にも対応。距離精度、角度精度、傾斜補正機能のバランスのよいGLS-1500は機械点・後視点法に最適です。ターゲット設置の手間が大幅に削減、作業効率が向上します。
ターゲット中心座標を自動算出!ターゲットスキャン機能
ターゲットスキャンは、ターゲット位置をGLS-1500本体で視準またはPCからビデオ画像および写真画像上から指示するだけでの簡単操作。 ターゲット周辺をスキャニングし、ターゲット形状を自動認識してターゲットの中心座標を自動算出します。
ScanMasterソフトウェアに後処理機能を搭載!
観測から後処理まで、軽快な点群処理を実現する ScanMaster Ver.2.6。

データ取得から出力までの作業の流れ

観測

スタンドアローン、ScanMaster、ScanMaster Fieldからお好きな観測方法をお選びいただき、対象物のスキャンを行います。

レジストレーション

タイポイン トの位置関係を自動的に認識し、レジストレーションを自動で実行します。

ノイズ除去、その他簡易な計測

浮遊点や密度の薄い領域などのクリーニング作業を各種自動機能により、効率よく行うことが可能です。ボリューム計算、領域選択、エッジ抽出機能等の後処理機能も搭載しています。

データ出力

観測データはDWG、DXFなど様々なフォーマットで出力することができ、お使いのCADや下記のアライアンスソフトウェアでデータをご活用いただけます。

ScanMasterの新オプション機能「ScanMaster CAD リンク」

AutoCADRとScanMasterの連携で自在に素早く描画作業が完了

使い慣れたAutoCADの操作はそのままに、GLS-1500で計測したスキャンデータをScanMasterの点群処理機能と組み見合わせることで効率よく作業ができます。

Step.1
ScanMasterとAutoCADの視点の一致

AutoCADのビューの向きがScanMasterのビューと一致。  簡単に元の点群画像との比較・確認が可能です。

 

Step.2
ScanMasterとAutoCADの同期

ScanMaster上のズームや移動の動きに合わせてAutoCAD上でも  ズーム/移動が連動。
リアルタイムな比較・確認に最適です。


 

Step.3
ScanMasterからAutoCADにオルソ画像の送信
UCS(User Coordinate System)の自動設定

ScanMasterからAutoCAD上にオルソ画面を送信することが  できます。その面を基準に新しいX-Y作図画面が設定できます。  このとき、ScanMaster上で平行投影モードになっていることが  必要です。

 

Step.4
既存オブジェクトの送信

ScanMasterの豊富な機能で作成したオブジェクトデータを簡単にAutoCAD上へを送信することができます。
 ・ポイント ・断面 ・タイポイント
 ・スキャン ・ポリライン ・等高線
 ・スキャンポジション ・点群 ・平面
 ・エッジセット ・メッシュ
レーザースキャナーの活躍フィールド

路面形状計測

道路舗装面の轍や凹凸を計測し、メンテナンス管理に活躍!
道路の維持・補修のメンテナンス計画を策定する為には道路形状の経時変化を捉える必要があります。 路面計測にスキャナーを適用することにより、路上に観測者が行く必要が無く安全に作業が可能であり、通行規制をしなくても観測が可能となる大きなメリットがあります。要求精度の高い路面計測の作業でもGLS- 1500を用いれば十分な精度を確保できます。道路形状が全て3Dで表現される為、任意断面での形状算出が可能です。また、舗装資材の量を算出するためにも路面形状をスキャニングした点群データは役立ちます。

 

ボリューム計測

土工事における運土量、マイニング現場における採掘量、処分場の埋立て量、砂防ダムの堆積量等の計測に活用できます。スキャナーで計測することにより、非接触での計測が可能となり、作業の安全性が向上します。また、従来では計測に長時間を要した高密度なデータが容易に得られますので、ボリューム計算の精度向上や任意断面の断面形状算出等、より本来の形状を反映した成果を得ることができます。

 

構造物調査

橋梁・鉄塔等の大型構造物メンテナンスの管理手法として最適!
構造物全体の3D形状データを得ることでメンテナンスを必要とする箇所の特定や修復箇所の位置特定、サイズや形状の計測、修復部材の積算等、多岐に渡り利用することが可能です。また、定期的な計測を行うことで経年変化を確認することもできます。
 

災害調査・事故調査

緊急性の高い作業でもスキャナーで多くの詳細情報を収集!
高密度な3D点群データは3Dモデルや等高線図、縦横断図面、土量計算など幅広く活用でき、改修計画や浚渫計画の策定にも利用できます。さらにこうした地形の3Dモデルは洪水、流水などのシミュレーションデータとして活用できますので防災分野へも活用が広がります。
 
 

河川・ダム・堤防計測

複雑な形状も3Dで表現。様々な管理業務に応用!
災害調査では危険が予測される対象物の事前調査や防災対策の基本データとして、災害時の状況調査や復旧対策データに活用されています。事故調査においても実地検分時に現況を取得することで事故状況の確認やシミュレーションを3Dの実寸法で検証することができます。
 
 

トンネルの内空断面計測

3Dのトンネル形状から断面形状を算出!
連続した3Dの面形状を得ることにより、カーブや合流など複雑な形状をしたトンネルでも分かり易いデータを得ることが可能です。任意のピッチでも断面形状を抽出でき、設計データや過去の計測データとの変化量(差異)も容易に把握することが可能です。
 
 

建築物

図面の無い建築物の図面作成・保存・修復・改築等に活用!
点群データをトレースすることで平面図を得ることができます。複雑な形状の地形や立体的な構造物などが含まれている作業でも、カラー3D点群データを自由な方向から確認しながらトレースできます。 また、データが3Dなので断面形状も同時に取得することも可能です。
 
 

遺跡調査

ありのままの遺跡の3D形状をデジタルデータとして記録!
レーザースキャナーは計測対象物のありのままの形状を残すことができます。3D点群データを記録しておけば後から様々な考古学的検証を行うことが可能で す。多くの研究者による共同研究データとしても利用できる可能性を含んでいます。 また、詳細なカラー3D画像は遺跡をバーチャルとして体験できる素材ともなります。


GLS-1500の主な仕様